変形性関節症:手の指の関節が腫れる病気
■ ヘパーデン結節
指の一番先の関節に起こる変形性関節症です。
■ ブシャール結節
指の二番目の関節に起こる変形性関節症です。
■ 拇指CM関節症
親指の付け根に起これる変形性関節症です。
へバーデン結節
指先からいちばんめの関節(第一関節)に起こるものを「ヘバーデン結節」といいます。
手の指の変形性関節症の中でもっとも多く見られる症状で、女性が発症する確率は、男性の10倍ともいわれています。
最初は手の指がこわばり、やがて痛んできて、腫れ、熱感などの症状がでてきます。進行すると指がまっすぐ伸ばせなくなったり、指が横に曲がった状態でかたまってしまったりします。その間、関節部分は腫れて太くなったままです。
また、「粘液腫」という変形した関節の上や脇にゼリー状の物質がたまり、水ぶくれのようなものができることもあります。粘液腫は悪性の腫瘍ではなく良性のものですが見た目はけっしていいものではありませんよね。どうしても気になる方は、注射針を刺して中の液体を抜く治療が行われます。特に処置しなくても自然になくなることが多いです。
ブシャール結節
指先から二番目の関節(第二関節)に起こる変形性関節症を「ブシャール結節」といいます。へバーデン結節に伴って発症することもいいです。
症状としては、へバーデン結節と同じで、関節のこわばりや痛み、腫れ、変形などがでてきます。
手の指の現れる関節リウマチは、ブシャール結節と同じ指先から2番目の関節に出ることが多いので、第二関節に症状が出たときは、関節リウマチかどうかを見分けることがとても重要になってきます。
母指CM関節症
親指の付け根に起こる変形性関節症が「母指CM関節症」です。
親指が痛むと、ものをつまむ動作がやりづらくなりますから、日常の簡単な動作が困難になり不便な場合が生活の上でいろいろとでてきます。
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